藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

妥協の産物

*[七つの習慣]自我を超えて。
俗に「夫婦関係は妥協の産物」という常套句があるらしい。

(こういう大事なことは若い人に早めに教えておいた方がいいと思うが)

特に異文化の人同士が夫婦になる時には「うまくいく秘訣」なのだという。

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【妥協】 対立した事柄について、双方が譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決すること。(goo辞書より)

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なるほど。

まず対立があって。

譲り合って一致点を探し。

そして穏やかに解決。

それが妥協。

何か「妥協しましょう」というとマイナスの選択をしているようなイメージがあるが、実は合理的で前向きなやり方に思える。

人間というのは、どうしても「自我」が強くて、常に「自分」を比較対象の起点にしてしまうところがある。

「自分より〇〇だ」という思考回路に、自分自身が嫌気を差したことはないだろうか。

 

要はなんでも「自分」と比べないと、比較の実感がわかないほど、自分中心の生き物なのだと思っておいた方がいいだろう。

だから自分というのは"他人と対立したがる生き物だ"ということを忘れずにいたい。

つまり「常に妥協を考える態度」くらいで、人間関係にはちょうどいいくらいなのだと思う。

 

親しい夫婦も家族も、友人も仕事仲間もお客さんも、みんな「妥協の対象」なのだと考えていきましょう。