藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

成功は多様(2)

*[ウェブ進化論]改めて自己探究。

決まった指標を追いかけて「成功したかどうか」というモデルは古くなり、「自分なりの成功を模索する」という話を書いていて、田坂広志さんのメルマガを思い出した。

2005年に書かれたものだ。

今自分が感じていることを17年も前に喝破されているのには正直驚いた。

「人生の成功」の定義 

アメリカの初等教育において、

必ず、子供たちに教える言葉があります。

Define your own success.

あなた自身の「成功」を定義しなさい。

この言葉を聞くとき、

我々は、気がつきます。

世に溢れる「勝者」や「勝ち組」という言葉の中で、

自分自身が定めた「成功」の基準ではなく、

社会通念が定めた「成功」の基準によって、

無意識に、人生の道を選んでいく。

その我々の姿に、気がつきます。

しかし、そのことに気がつき、

自分自身の「成功」を定義しようとするとき、

我々は、しばしば、

さらに深い問題に突き当たります。

自分が本当に求めているものが、

分からない。

それゆえ、アメリカの初等教育においては、

先ほどの言葉とともに、

必ず、もう一つの言葉を教えるのでしょう。

Find your own uniqueness.

あなた自身の「個性」を発見しなさい。

 

すべては、深い「自己探求」から始まる。

この二つの言葉は、

そのことを教えてくれるのです。

 

こういう話を聞くと、アメリカと日本の違いというのがなんとなく浮かび上がってくる。

そういうことを含んで、でも改めて日本らしさとは何かを考えたいと思う。