藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ブログの先


ブログの読者が増えてくると、(特に特定の話題について)コメントとかメールをもらう。


メールやコメント、トラックバックなどは別途通知があるので、イソイソと返事を書いたりするのだが、どうも「その先」に届かない。


「パテンテス」という呼称で「社内のビジネスアイデア孵化」を指向した時も同様だが、ブログは「発信メディア」としては最高に手軽だが、「共有メディア」としては、ヌルいのだ。


先輩諸氏もそのようだが、ある程度のテーマが出てきて、輪郭がはっきりして来たら、グループウェアなりの別ツールを使うようになる。


サイボウズやらノーツやら、いろいろ検討し始めている。


で、「その先」をまとめていくのが、自分なのか、周りの人なのかでまた問題。


結局は「自分がリード」するテーマについて、いろいろ意見をいただきながら、ということになるのだろうか。


今だと、「著作権(コンテンツ)の流動化」とか「教育カリキュラムのターゲット」なんかが、割合反響のあるテーマだが、こんなのがグループワークの対象になっていくのかどうか。


初めてのの試みだが、少しづつでも形になればと思う。


糸川英夫理論でも


「あらゆる組織は二人から始まる」というのが糸川博士の「ペアシステム理論」だが、組織でも、研究でも、「発想者本人」と「異質なもう一人」がすべての起こりになる、というのが不変の法則か。


昔、金融系の大規模システムのプロジェクトリーダが「どんな大規模開発も成否はリーダとサブの二人で決まる」と語っていたのを思い出す。


ブログなどでネットを通じ、薄く、多くの人と接するのは、つまりは「同好の士」の大きな塊の中から「ペアとなる相手」を探す行為なのかもしれない。


そこでテーマごとに「主と従」も決まってくるのだろう。


そんなテーマがこの先一つでも、二つでも出来てきたら画期的。


まさにネットの恩恵と。


今のところ、そんな出会いを待って釣り糸を垂れている、というところなのだろう。