やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論

やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論

その3「プロダクティビティーを上げる時間管理術」より

時間管理術とは人生をコントロールすることである(第一の法則)


Law1. You control your life by controlling your tine
ハイラム・W.スミス


著者は言う。

「時間管理がうまく行けば仕事の生産性が上がるだけでなく、自分の運命を自分でコントロールできているというこのうえない達成感が得られ自己評価が上がるという効果があるからでしょう。

そして、著者の紹介するデビッド・アレンの「GTD:get thins done」を題材に時間管理の重要性を説く。


またも七つの習慣


ここで「重要度と優先度」をテーマにしたこびぃー博士の七つの習慣。
四つの象限(Quadrant)?〜?までの処し方について著者も言及する。


著者は問う。

1日8時間、週五日働き、1か月に160時間、仕事の時間があるとして、「プランニング、自己投資、ネットワーキング、人生設計など領域?に費やした時間は何%ですか?


領域?に位置する中・長期的にはこのうえなく重要であっても、今すぐしなくともとりあえずは困らない、必ずしも緊急性のない事項に意図的にコンスタントに時間を充てるのが生産性の高いキャリアの秘訣なのです。


そして。パレートの法則

80/20の法則。


自分の費やした時間の20%が、実に80%の実績を作り出していること。
こういう、努力に対する「インパクトの非対称性」について指摘する。
この法則にしたがい、『たとえ困難でももっとも重要な仕事に最初に取りかかるべき』という黄金律が導かれる。
電子メール対応、に代表される、「手のつけやすい相手」からの時間消費は、極めて本来の時間管理を妨げている、という現在のネット社会での時間消費への警鐘でもある。


実現のための鉄則


ハーバードビジネススクール、の79年度生の話。
・3%は将来の目標を紙に書いていた。
・13%は将来の目標を持っていたが、紙には書いていなかった。
・84%ははっきりとした目標をもっていなかった。

この中で将来の目標を紙に書いていた3%の人は残り97%の人の10倍の平均年収があったという。

領域?。


「重要だが、緊急ではないこと」-領域?。
これにどれほどの時間を傾けることができるか。
つまり成功のカギはそこにあるのだ、と著者は指摘する。


これは人生を過ごす、あらゆる年代、あらゆる職業の人に共通するに違いない。


この章で冒頭、著者が指摘するように「この世で最も公平」な二十四時間の持ち時間の「管理方法」つまり処し方、がすなわち「人生のコントロールである」というのはむしろ、社会人よりも若い世代にぜひ聞いてもらいたい一言である。


朝起きてから、学校へ行くまで。
学校で何を学ぶか。
なぜ学ぶか。
あるいは学ばないか。
放課後はどのように過ごすか。
夜はどうするか。
休日や夏休み、冬休みはどう過ごすか。


そしてその積み重ねである「将来」はどんな風か。
四十も過ぎれば、日々の朝のひと時とか、夜の就寝前など、それが積み重なれば「大事なひと時になる」ということは分かる。


それをもっともっと若い世代に感じてもらいたい。