藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

人口ピラミッドと労働ピラミッド。

asahi.comより。
65歳定年が法令化されたけれど、さらにその上。
「人生90年、定年70年時代」の到来である。
ドラッカーももはや定年は70歳がよかろう、と言っていたし、一方で高齢者は増えるし、他方では色んなところで労働する人は足りないという。
ニートの対策も必要だと思うが、もう元気な六十代が継続して働く環境も当たり前になってくる時代になった。
シニアのノウハウは若い世代では得難いものも多い。
80歳くらいまで何らかの社会参加の機会があるのが今の時代には適度なのではないだろうか。

【後記】
それにしても。
シニアの定年の話の記事がwebに出たら、すかさず銀行の広告。

55歳からの老後安心ローン「年収120万より自宅評価額を元に融資が受けられる!マンションも可/スター銀行」のバナー広告が。

いやはや、まったく抜け目がないというか。

「65歳超えても働きたい」現役世代の5割 高齢白書
 「人生90年」時代が迫るなか、現役世代の半数は65歳を超えても働きたいと思っている――。内閣府が35〜64歳を対象に実施した高齢期の備えに関する調査で、こんな結果が出た。一方、将来への経済的な備えが不足と答えた人は7割近くいた。調査結果は、政府が13日に公表した「高齢社会白書」に盛り込まれた。

 昨年11〜12月、男女6千人を対象にインターネットで調査をし、約45%から回答を得た。

 60歳以降も働きたいかを尋ねたところ、「65歳くらいまで」が31・4%で最も多かった。「70歳くらいまで」も20・9%に上り、「働けるうちはいつまでも」(25・7%)を含めると、65歳以降も働きたい人は計50・4%いた。60歳以上でも働きたい理由(複数回答)は「生活費を得たいから」が76・7%で最多だった。

 また高齢期への経済的な備えが「ある」と答えた人は、「十分」(1・6%)と「最低限」(21・7%)を合わせて2割強。一方、「足りない」は、「少し」(16・5%)と「かなり」(50・4%)を合わせて7割近くに達した。若いほど「足りない」と答えた割合が高く、35〜39歳は74・1%だった。

 高齢期に必要になると思う月の生活費は「20万円くらい」が27・5%で最も多かった。もらえると思う年金額は月に「10万円くらい」が19・8%で最多。生計を支えるための収入源(複数回答)は、「公的年金」(82・8%)が最も多く、「貯蓄・貯金の取り崩し」(46・2%)、「自分・配偶者の給与収入」(45・6%)と続いた。(畑山敦子)