藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

なぜ起こった?年金問題。


<引き金>
平成九年、年金加入者に「生涯一番号管理」をするための「コード統合ミス」。


それまで転職や結婚などで「複数の」年金番号が使用されていたことへの対処ミスとのこと。

この部分ではコード体系の移行ミス。
まあシステムエラーだ。


データ・コンバージョン(変換)を設計した者たちが責任者。


<新たに判明したこと>
「年金納付期間」を誤って「未加入機関」と入力したり、
各市町村から「社保庁に書類が送付されていないケース」

これは業務(ヒューマン)エラー。
担当官庁(社保庁か)のトップが責任者か。


すでに、今の段階で原因がないまぜ。



野党も「ともかく追及」に終始。



原因究明を分析的に

1.複数ある市町村の窓口など「水際」での原因と責任者。


2.「年金」全体を「データが流れる業務」として設計する責任のある中央官庁の責任者。


3.例外処理の設計、データ不整合対策、障害設計を担当したSIベンダーの責任者。


それぞれ、きちんと工程を潰していかないと、再発する。


それになにより、年金の運用実態などまったく国民には分からないことも火急のテーマだ。
誰が決めて、どこに運用しているのか。


ここでもシステムの役割は重い。


毎度のことながら

それにしても。


政府は費用と時間がかかることを理由に

問合せしてくる人を待つ方針、と。


どんな方針か。
こんなサービスがあるだろうか。

すいません。
データ、消しちゃったんでおかしいと思う人は、うちの会社に来てください。


企業がこんなこと言ったら『即死』間違いなく。



袋叩きに合うだろう。
万死に値す。


と文句を言うと、「やれることには限界がある」と逆ギレ、始末が悪い。
(ま、再照合に一千億かかる、というのも目を剥くが)



いつもながら、正義なさすぎ。(嘆)