*[ウェブ進化論]クソ仕事から解放。
これまで"聖域"と勝手に思い込んでいた自分たちホワイトカラーたち。
ようやくここでも「やりやすいところ」からAIの波に呑まれ始めている。
受付とかコールセンターはすでに大手では「フルボット化」が進んでいて、人が介在せずに処理が完結することが多い。
事務系の仕事も、まだ人間が「縦割り」で作業を囲い込んでいるから整理が進んでいないが、いよいよ省人化の波に洗われる時が来ていると思う。
今世の中にプログラマーが不足しているのは、こうした「ホワイトカラーのIT化」が急激に進んでいるからである。
なので普通のプログラマーはあと5年も経てば急に余り出すのでIT業界の人もこの先のことをプランしておいた方がいいだろう。
一手間かける、などと言って「手間そのものが善である」というのはこれまでの美徳感であって、これからは「本当に手間をかけたいところ」にこそ手間の価値が評価されることになる。
「手間がかかっていることがいい結果をもたらす」という"労力の自己目的化"ではなく、できるだけ(自動化して)手間を削ぎ落としてこそ「人の手間の価値が上がる」ということだ。
そう思えば人が「人らしい、人ならではの仕事」に専念できて、そうでない仕事はコンピュータがやってくれるという、非常に人間的な時代に近づいてきていると言えるのではないだろうか。