ヨハネス・ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」
バイオリンの鬼神、パガニーニに触発され、ブラームスが作る24の変奏曲。
1867年、ブラームス自ら初演す。
ピアノぴあより、演奏は気鋭のピアニスト、若林顕。
山びこがこだまするような、ロマンチックな出だし。
そして第二、第三変奏へ重厚な盛り上がり。
中盤はキラキラ光るような高音の装飾。
変奏は24。
あらゆる形に表れる。
岸に打ち寄せる漣(さざなみ)のように。
終盤、引き潮のように波が遠のき、やがて大波が岸を飲む。
まさに変奏曲の天才か。
ブラームスの曲は私の作品り良い出来だ
フランツ・リストより