藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

壁に耳あり。


パソコンの万引き犯。一部始終をyoutubeにupされ、ご用と。

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081521.html


映画ピンクパンサーのテーマ曲が流れる映像で、のべ50万人が視聴した。


50万人(驚)。


こうなってくるとただ事ではない。


近い将来、あらゆる「何らかの理由のある映像」がupされ、人目に晒されるか。


世界中の「眼」


今や定点カメラなど至るところにある。


「デジタル画像のデータ端末」がそこら中にあるワケだ。


コンビニ、マンションの出入り口、銀行、繁華街、駅…


今はそれぞれ「閉じた」世界で管理されているが、スカイプのような仕組みで代用できるようになれば、これらの画像の流通は飛躍的に高まるだろう。


むしろ、「眼から逃れる」ことが困難に。


プライバシーとのトレードオフ(交換条件)だが、犯罪や不正の防止には「可能な限りオープン」な方がいい。

あらゆるカメラから不特定多数の眼が光っていれば、テロなどしにくいだろう。


盗みをやったら今回のyoutube警察だ。

空からも


折りしも、NASA経産省と提携して、新しい三次元画像の提供を始める。
http://www.asahi.com/science/update/0809/TKY200708090410.html


経産省が開発したASTERという光学センサを用い、人工衛星TERRAから、地上を赤外線で読み取る。


その精度はgoogle earthの3倍。


地球上の全陸地を測定するということだ。


気候のデータと組み合わせて、洪水の予測や、埋蔵物の測定などもできる、とある。


逃げ場なし


早晩空からも地上からも、あらゆる眼(センサ)から、われわれは見られるようだ。


そして、手には携帯電話のGPS、クレジットカードやお財布携帯、高速道路のETCも全部デジタル。



こうなると、もはや確率的に逃れられぬ。



「隠密行動」なんてのは昔話になるのか。



いや、とんでもなくお金のかかる行為になるのかもしれない。


お忍び、の言葉がちょっと懐かしく響く。