藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ちっちゃすぎ


忘れて粉飾して売って損して穴埋めて、1万5千円。

岐阜県教育委員会は29日、学校で生産した米と偽ってスーパーなどで購入した米を生徒らに販売したとして、県立加茂農林高校(美濃加茂市)の男性教諭(42)を諭旨免職にした。


 県教委によると、同校では実習で収穫した米を購入希望の生徒に販売しているが、昨年10月、男性教諭が担任している生徒の注文の取り次ぎを忘れたため、自分でスーパーなどで学校産米より高い値段で買った米120キロを学校で収穫した米と偽り、生徒に販売した。


 さらに、持ち出しの形となった約1万円を取り戻すため、今年10月にインターネットで学校産米より値段の安い米を探し、学校の米を注文した生徒らに150キロを売り、約1万5000円の利益を得た。


 別の教諭が、米を販売している男性教諭を不審に思い、発覚。男性教諭は「生徒に販売できなくなってしまい、その場を取り繕いたかった」などと話しているという。


ZAKZAK 2007/10/30

教師。
医師。
弁護士。(検事はセンセイ、とは呼ばれない。代わりに必ず○○「検事正」とつくが)
政治家。


お約束のように「センセイ」と呼ばれる職業、の人はちょっと考えてもらわねば。


これでは示しがつきませぬ。


子供たちを見ていても、「また先生じゃん」などと言ってるの聞くと気が滅入る。


(なみならぬ情熱で警察、教師関連の犯罪情報を集めているブログがあった。壮観だ。HugeDomains.com - Shop for over 300,000 Premium Domains)


麻痺する犯罪意識


最近露見している汚職、偽装、不正献金


特に「一発モノ」でない「継続的な不正」にわれわれは鈍感らしい。

この「売れ残り」だけを売るために「バレたら会社ごと即死」するようなことは普通はしない。


割りに合わぬから。同じく


省庁の事務次官、という「官僚の頂点」に登りつめるほどの人が、たかが焼肉くらいで「転落の危険」を犯すはずもない。
(もっと巨悪があれば別かもしれないが、それにしても)


「たった一度」と思い、
二回目は「この間もしたから」と理屈をつけ、
だんだんだんだん慣れてくる。


そのうち「あるのが当たり前」と。


麻薬も(酒も)恐ろしいが「不正」はもっと恐いかもしれぬ。


自分の良心(あるいは理性か)が日々侵されていても、発覚するまでは気づかない。で、


ある日突然死するのだ。


自分だってそう。



人のことあまりとやかく言っとらず、気をつけよう。