藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

明らかな変化


内閣府のこのテの調査はちょっと面白いな、と前から思っていたのだが。
特に今回のような「時間の使い方」とか「お金をかけたいもの」とか「少子化について」とか。

毎日の暮らしの中での仕事と家庭生活の比重を聞くと「家庭生活を優先している」が最多の33.7%で、昨年8月の前回調査に比べ1・3ポイント増。


「仕事を優先」は5.5ポイント減の22.2%にとどまり、「仕事よりも家庭重視」の流れが強まっていることを裏付けた。


回答などを見ていて時にハッとさせられる「時代の変化」みたいなものを感じる時がある。
ああ、明らかに自分の時代とは違うな、という。


それでいて妙に感心してしまう。

端的に言えば、バランスがよく、ガツガツしていない感じ。


というので全体的にギラギラ感も薄い。

逆説的には自分たちの二十代は、もっと余裕がなかったな、としみじみ思う。
今は格差社会とはいうものの、生活レベルは全体的に底上げされている感じがする。


何せ仕事優先、は-5.5%の22%である。


大事にするのは当たり前


そうして今の若い世代の人は言う。
「うちの奥さんと相談します。」


当然といえばとうぜんだが、そんな当然を自分などは全然してこなかった。(嘆)
外国の、それもやはりアメリカの夫婦などに似ているか。


妻に相談せず、勝手に休日に予定など入れぬし、
予定外の外食もせず帰宅する。


よき家庭人、ということなのだが何だかちょっと枯れた感じがする自分はもう世代が違うのだろう。


新語


言葉、特に流行語は時代を映していて面白いものだが、「ワークライフバランス」ということばは最近よく耳にするる。

仕事とプライベートをうまく調和させ、相乗効果を及ぼし合う好循環を生み出すこと、だという。
(ワークライフバランス社hpより。なんとこんな社名の会社もあるのだ。やはり発祥はアメリカらしい)


なるほど、もっともだ。
この「好循環」がなければ結局は破綻しますよ、ということか。



何だかギラギラ感がない、などと説教くさいことを言ってないで自分も考えないと。



<記事全文>

33.7%が「家庭優先」…内閣府世論調査


内閣府は24日、少子化対策の柱と位置付ける「仕事と生活の調和」(ワークライフバランス)に関する特別世論調査の結果を発表した。毎日の暮らしの中での仕事と家庭生活の比重を聞くと「家庭生活を優先している」が最多の33.7%で、昨年8月の前回調査に比べ1・3ポイント増。「仕事を優先」は5.5ポイント減の22.2%にとどまり、「仕事よりも家庭重視」の流れが強まっていることを裏付けた。

 ワークライフバランスの認知度では「名前も内容も知らない」が60.1%、「名前は聞いたことがあるが、内容までは知らない」が26.6%で、「名前も内容も知っている」は9.8%にとどまった。政府はワークライフバランス実現に向けた啓発活動を推進してきたが、取り組み強化を求められた形だ。


ZAKZAK 2008/07/25