藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

久しぶりに地域国家論。


さて、クイズを一つ。

今世紀、世界最強の国家はどこか。

そんな問いに自分ならどう答えたか。









さて、大前さんのコラムより。

21世紀、世界最強の国家はどこか。10年前にこう問われたら、世界の多くの人々はアメリカと中国が世界を二分する未来図を思い描いただろう。
 しかし、21世紀初頭が過ぎようとしている現段階で、世界最強はアメリカでも中国でもない。
東方展開で中欧・東欧を呑み込んで巨大化し、今や加盟27カ国、域内人口4億人、GDPアメリカを30%も凌駕する経済圏を誇るEUが、事実上の世界最強国家である。

(プレジデントロイターより)

地域国家論、地方分権のグル。
大前研一の至言はここでこそ、最も輝く。


古代マケドニア以来、「闘い」によって決着をつけてきたEUがこの度初めて「話し合い」で統合された、との知見も面白い。


キプロスとトルコ。
コソボセルビア


スロベニアクロアチアマケドニアボスニア・ヘルツェゴビナセルビアモンテネグロコソボ

そしてルーマニアブルガリア

これまではいろんな意味で主役だったドルに変わる「ユーロ」。
大前さんはEUが結果ロシアや日本にまで達する、という。


日本としてはアジア経済圏、ということを主体として考えながらEUとどう付き合うのか、ということなのだろう。

アメリカから離れて、初めて自分の足で歩くような感もある。

EUとも、アメリカとも、そして新興国とも、「どう付き合うのか」という思想がそろそろ最も重要なのだろうと思う。


初めて自分の意見を世界に伝える。
日本の文化、はそんなところで異彩を放つのではないか。


若干楽しみではないか。