藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

初心、忘るべからず…だが

夫婦げんか、月1、2回が最多=6割「折れるのは男性」−民間調査
(時事通信より)


 夫婦げんかは月に1、2回が27%で最も多く、6割は夫が折れて仲直り−。
夫婦げんかの頻度は月1、2回が最多で、年1、2回(25%)、数年に1度(19%)、週1、2回(16%)と続いた。「しない」は10%、「毎日」は2%だった。
 けんかの内容は「態度・価値観」が27%で群を抜き、学校や教育方針など子供関係(15%)、家事関係(14%)の順。

夫婦のケンカは犬も食わないそうだが、さもありなん。


一番親しい間柄の二人。
もっとも互いのいろんな部分を知っているだろう二人のケンカ。
より幼稚であり、また他人の入り込むスキもないのだろう。


だって結論は出ているのだ。
「耐える、か別れるか」。
言ってしまえば身もフタもなく。


ところが。

 仲直りまでの期間は「寝て起きたら」が45%、「すぐ」25%、「2、3日」23%だった。3%は「1週間以上」とした。 

月に一、二回はケンカし、あくる日にはケロッとしている。
それが「よくある夫婦」か。

身近だから見えないもの


実態はそんなに深刻ではないようだが。
夫婦とか、家族とか。
社員とか同僚とか。
友人とか恋人とか。


ついつい、水や空気みたいに「そこに在ること」を忘れてしまう。
それが当然、などと思い、やがて気分しだいで「傲慢マン」になってしまう。


つい慢心するのだろう。


て、これは何か習い事とか、そんなものに似ている。
慢心、すなわち「失敗」にもっとも近づいているのだ。


驕れるものは久しからず。


夫婦仲だって驕らず、慢心せずか。
そんなことが分かって来たのはなんと結婚二十年近く経ってからではないか。


なのでこんなところで書いている。