ここ数年、最高裁が目の覚めるような判決をバンバン出している。
山田ブログより
過払い金 最高裁判決 ブランク1226日でも時効認めず - 馬上行動 山田冬樹の部屋
「過払い金」はどんどん吐き出せ、というのが今のトレンドのようだ。
近くで見ていて、「それ」が実務に影響する瞬間は新鮮な感覚だ。
社会のルールが変わる、というか。
法治社会とよくいうが、まったく法律というのはすごい発明だ。
ある手続きを経て、例えば最高裁のような「権威」を纏った「決定」は「単なるルールとか前例」という以上に何か我われに「価値観の洗脳」みたいな効果を持つように思う。
これまでは右でもない、左でもない、とワアワア揉めていたものが、「こっち」と示されるや否や「そうだよな」という何となく「争い」から「ナットク」へと変わるような。
それが法とか判例、とかいうものなのだろうが、過払い金、とかの自分たちの身近なルールがゴロッと変わる瞬間に居合わせると人間社会を統べるルール、というものの不思議さを感じずにはいられない。
言い換えると「理性よりも、感情面での納得」という感じか。
いずれにせよ、今のルールでは過払いはどんどん帰ってくるようだ。