藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

知識の覚醒(2)

*[ウェブ進化論]パンキョーも目的次第。

(ものすごく深い学問はともかく)ネットのお陰でいろんな知識へのアクセスが格段に便利になった。

自分は歴史とかの一般教養が苦手で知識がなく(昔の人に興味なし)、旅行でフランスやイタリアに行った時にも「ハハぁ。ヨーロッパというのはいわゆる"石の文化"ということだな。それに地続きで争いながらベルサイユ宮殿のようなものを立てていたらしい」というくらいの感想しか持てなかった。(嘆)

 

話は違うが「ワインは頭で味わうもの」という表現があるけれど、

その葡萄がどこでどんな生産者がどんな歴史を経て育んで来たものか、ということを知っているのと知らずにいるのでは確かに味の深みが違う。(日本酒はさっぱり分からないのだが)

したがってただ世界史や歴史を丸暗記するのではなく「歴史のストーリーを追える」というのは人生の楽しみの一つになると言ってもいいということに気づいた。

 

それこそ世界各地を旅行しても「四大文明の流れから、その後のヨーロッパや中国やエジプトの趨勢とか、宗教や哲学の体系を知らながらベルサイユ宮殿や万里の長城を眺めれば、同じものを見ていても味わいは遥かに深いものになる」と思う。

 

なので旅行も「頭で味わう」という部分があって、自分は国内旅行をしていても「へぇー、ここは伊達藩だったんですか」とかいう感じだったが、事前に色々と勉強しておいたらよほど楽しかったのにと思う。(だから旅行が好きでなかったのだ)

 

歴史は今を楽しむのに役に立つのだった。(嘆)

(つづく)