それにしても。
ヴィパルディ、バッハ、ヘンデルの古典派時代。
ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、ベルリオーズの古典派時代。
そしてベルリオーズからメンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナー、ヴェルディ、スメタナ、ブラームス、ビゼー、ムソルグスキー、チャイコフスキー、ドヴォルザークまでのロマン派。
さらにプッチーニ、フォーレ、マーラー、ドビッシー、Rシュトラウス、シベリウス、ラフマニノフ、ホルスト、ラヴェル、ストラヴィンスキーまでの近代。
およそこれまでの人類の音楽作曲譜ってこんな登場人物(プレイヤーは別)なのだが。
その一人ひとりの魅力がオソロしく深い。
ベートーヴェンなんて、ちょっと深みにハマったら、そのまま数曲で短い人生が終わってしまいそうである。
(本当に他の作曲家とこれほど違うのはなぜだろう。楽聖とはまことに恐ろしいものである)
そんな中のブラームス。
ショパンも、毎日違う。
小犬のワルツ、でも手の調子とか、リズムの取り方とかで、毎日工夫がある。
ゆっくり弾いてみたり、早弾きしてみたり。
でも知らない発見に日々気づかされることが多い。
そんな中、先日買ったCDに入っていたのがブラームスの間奏曲。
その不安定で咽(むせ)ぶようなメロディーにたちまち吸い込まれた。
そうなると弾いてみたくなるのが人情である。
- アーティスト: グレン・グールド
- 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: CD
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- 作者: ブラームス,全音楽譜出版社出版部
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
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数十曲の曲集だが。
そのどれもが驚くほどきれいで儚い短編集なのである。
もし、自分が無人島に行くなら、この譜面とベートーヴェンを一冊(それ以上は無理かな)。
そんな気持ちにさせる曲集との出会いに感謝。