2007-07-21 ベートーヴェンのすぐ後で 今日の一曲 フランツ・ペーター・シューベルト。 「ピアノ・ソナタ16番イ短調」 シューベルトは31才の若さで亡くなるが、25才の時の作品。 ピアノピアより、演奏は野原みどりさん。 続いて「4つの即興曲集」より第三曲・作品90。 弾くは巨匠のシューベルト奏者、イェルク・デムス。 シューベルトは時代の継ぎ手か バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、べートーヴェン、そしてシューベルト。 シューベルトの後には、ほぼ同時期に ベルリオーズ、 メンデルスゾーン、 「ショパン」、 「シューマン」 リスト、 ワーグナー、 ヴェルディ、 ブルックナー。 そしてブラームス、チャイコフスキーへと続く。 ベートーヴェンの後半生をともに生き、 また極限まで磨き上げられたピアノソナタを受け継ぐ。 「ピアノソナタと即興曲」を聴いていると、「ベートーヴェン前と、後」をつなぐ使命を帯びていたのがシューベルトかな、などと素人ながらに考える。 特に優しく、哀しげな旋律がそんな連想をさせるのだ。