エチュード作品10「黒鍵」。
12番、ハ短調「革命」。
そして13番ホ長調、「別れの曲」。
欧州では「悲しみの曲」と題す。
「私は生涯でこれほど美しい旋律を作ったことがありません」(ショパン)
リストの尊敬するショパンと、ショパンが自分以上と認める演奏家、リスト。
ショパンは若くして他界するが、リストはその後多くの後進を残す。
写真や手紙など、実証的な証拠が残っている最古の世代。
このころの情報(データ)はなんとかデジタルで残りつつある。
古典派、ロマン派の時代に比べ、いま「記録事情」は格段に良い(はず)。
これからの「英知の集積」は期待せざるを得ない、と思ふ。