藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

音楽

再現するということ。

ここ数年、オーディオ機器でいい音を追求するよりできるだけライブを聞きに行くようにしていた。 ライブの生のテイストとか、一回性とか、どうしても実演でしか感じられないものがあるのだと思う。自宅のオーディオ設備では、いい音を追求すればするほど大掛…

from Bill.

Foreverアーティスト: Corea,Clarke,White出版社/メーカー: Concord Records発売日: 2011/06/07メディア: CDこの商品を含むブログを見るFOREVER。 チック・コリアとクラーク&ホワイトの一枚。ビル・エバンスのワルツ・フォーデビーがフィーチャーされている…

耳と解像度。

先日、知り合いに紹介されて自宅のオーディオを少し高級品に換えた。 ウッドコーンオーディオシステム JVC とはいってもいわゆるオーディオマニアの比でもなく、またシステムもごくシンプルな一体型コンポである。 お店のスタッフはとても熱心に「デジタルコ…

左脳と右脳の間で。

十代の頃に避けて通ってしまった二声のインヴェンション。 最近やり直してみてつくづく不思議な感覚になる。 ちょっと頭の中が配線違いを起こしそうな気がする。 練習が終わるととても疲れるが、何か頭の中がすっきりするような感覚が残るのだ。 数独やった…

チェロの音色。

繁華街の催しなどでも、ピアノ、弦楽器、歌などはよくあるが、チェロ独奏というのは珍しい。 弦楽四重奏などはあるけれど、チェロ単体で聞く味わいはまた別物である。コントラバス(ベース)よりもメロディアスで、ヴァイオリンよりもずっと通奏低音。 そんな…

生きものがかり。

年末ギリギリにピアノの調律をお願いした。 冬になってずい分と音が狂ってきたな、と思ってのことだったが、早めの健康診断の結果はわるかった。 というか、「今来なければ最悪の事態になっていたかも」というドクターの診断。問題は"湿度管理"だった。 マン…

幸せ連鎖のものがたり。

facebookで評判になっているという映像。 優れているのは、企画とイベント性の割合がちょうどいいからだろうと思う。 「som sabadell」という銀行の130周年を記念した企画。 少女の投げ銭が、街に音楽の風を巻き起こす。音楽とか、旋律とか、曲とかオーケス…

ショパンの気持ち。

ショパンはもう二百年前に生まれた人だが、逆にそのくらいのレンジだと、写真の実物が残っていたり、また本人の周辺の「かなり確かな諸事情」が記録されていたりするので、とても興味深い。 徳川家康の死因が何か、とか 信長の本当の最期、とか 聖徳太子の体…

生で触れるということ。

日曜日、午後四時からインターFMで放送されている"Jazz conversation"をご存じだろうか。 ぜひ一度お聴きいただきたい。 自分も今年にFM放送を日常的に聴くようになってから知った番組だが、ともかく内容がイイ。 ホスト&DJは小川隆夫さん。 小川さんは現役…

ブラームスの魔力。

それにしても。 ヴィパルディ、バッハ、ヘンデルの古典派時代。 ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、ベルリオーズの古典派時代。 そしてベルリオーズからメンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナー、ヴェルディ、スメ…