藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

根を張ること。

<政治>
日本経済、1-3期は2.6%成長に上方修正
月例経済報告、3か月ぶり景気判断を上方修正、「回復宣言」は先送りに
鳩山首相辞任表明、小沢幹事長も、2日
日経平均年初来安値、9439円、9日
管首相、財政再建と経済成長、社会保障の充実に三位一体で取り組む。所信表明演説
政府税調報告書、所得税相続税増税を明記
国家公務員1種試験の合格者、女性の割合20%超す
円、一ドル88円台、一か月ぶり高値に、29日
税収38.73兆円、補正想定を1.8兆上回る
鉱工業生産指数、3か月ぶり低下、経産省発表


FOMC、景気判断を緩やかな後退と発表
韓国、10年の経済成長率、5.8%に上方修正、8年ぶり高水準


<社会>
近畿失業率、5,8%、4か月ぶり悪化、総務省発表
公取委、シャッター大手にカルテルで55億円の納付命令
篠山紀信氏に30万円罰金命令、霊園でのヌード撮影で
大関琴光喜以下29人、野球賭博への関与認める、14日
マツダ工場内で期間従業員が車暴走、死亡者一名、22日


google、個人情報収集で刑事捜査、独、仏、墺に続き米でも


<経済>
5月自動車生産、7か月連続プラスの前年比30%増
5月首都圏マンション販売、7%増
上場企業役員、所得公開で億万長者発表へ。ゴーン会長は8.9億円


中国、人民元を0.43%切り上げ、22日
中国インフレ加速、5月は3.1%上昇、ブルームバーグ調べ
中国農銀、最大級の上場、2兆円調達へ

連鎖経済


こうして眺めてみると、最近はEUも中国も米国も日本もインドも、全部市場が連動している。
何かせっかくの別市場なのに、コチコチに固まって影響し合っているようであり、とくに「落ちるのは一緒」といった感がある。
グローバル経済というか、「こちらが良いから、あちらは悪い」というようなことでもなく、「悪材料」だけは世界同時に悪影響を被っているように見える。


最も深刻なのはやはり失業率か。
どの国も高止まり、あるいはジリ高。
雇用増なき経済回復、というわけでこの度の不景気の洗礼を受けて、もう企業には「再び財布を緩めて、正規雇用を増やす」というつもりはないように見える。
来るべき縮小時代に備え、「いつでも最小の構成単位」へと身を縮められるよう、ビビってしまっている。
誰もが今の経済回復を「本物、実需である」と思っている証左であろうと思う。
口には出さないが、「どうもまだ底は抜けきっていない」という感覚は多くの人が持っている。


一度味わった恐怖は、しばらくは我われを臆病にするし、また傷がひどいと「トラウマ」になってしまう。

自分の従事する仕事は将来性があるかどうか。
その中で自分は、将来にわたって付加価値を出し続けられるかどうか。


というようなことを早くに考えておかないと、「縮小均衡の経済」下では、「あっというまに足元をすくわれる」今はそんな「流れの速い時代」なのではないかと思うのである。


残る石と、流されてしまう流木がはっきりと区別される。
地に足をつけて、しっかりと根を張りたいものである。