藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

電子黒板。

「デジタルとアナログの間」を行ったり来たりして、常にアイデア商品を作る会社、キングジム
というよりは常にアナログ側から、デジタル機器の活用を考えていると言うべきか。


面白いのは、数々のアイデア品が、大ヒット、というよりも「地味に売れ続けている」ところである。
こういうグッズには、似たような指向を持つ一定のファンが必ずおり、製品を開発する側もそんなニッチなユーザー要求を考えて色々と開発にいそしんでいるのに違いない。


1.黒板で書いた文字を画像データとしてpcに転送するものや、
2.キーボードで打ち込むデジタルメモや、
今度は手書きで書き込むデジタルメモである。
そういう意味では"1"の携帯版ということのようである。
ほかにもアナログの黒板に板書された文字を、写メでとって保存するちゃっかり学生は多いらしいし、逆に自分もそういえば地図など「印刷するほどでもない」と思ったら、pcの画面を直接撮影して出かけることがよくある。


このアナログとデジタルの組み合わせ、もう出尽くした感があるが、なぜか

「デジタル式の黒板で、手書きの文字をその場で画像認識し、ワープロ変換してしまう」という装置はまだ出ていない。
少し効果かもしれないが、上手く使えば「そのまま転送するだけで完全なデジタル議事録」ができるのに。

キングジムさん、いかがだろうか。

メモ帳型の電子手書きメモ
キングジムは、液晶画面にタッチペンで手書きのメモを書く「マメモ」の新製品として、持ち運びできるメモ帳型のハンディメモ「マメモ TM2」を、6月17日に発売する。価格は7980円。

 「マメモ」は、モノクロの液晶画面に、付属のタッチペンでメモを書き込む電子手書きメモ。書きたい時にすぐに書ける紙のメモの手軽さと、デジタルの便利さをあわせもったコンセプトが話題となり、2010年8月に発売した卓上タイプの「マメモ TM1」は、累計販売数7万台を超えた。

 新製品の「マメモ TM2」は、持ち運びに便利なメモ帳型コンパクトボディを採用。本体カバーをめくると、メモを入力する液晶画面が現れる。カラーは「ブラック×ブラック」と「オレンジ×ホワイト」の2色。

 文字の太さは、細字/中字/太字の3種類から選択できるようになり、通常の約1.5枚分のメモが書ける「メモスクロール機能」や、部分修正に使える「消しゴム機能」を搭載。さらに、書いたメモを別売のmicroSD/microSDHCカード経由でPCに転送する「メモエクスポート機能」、メモに期日を設定してカレンダーと連動する「ToDo機能」を追加した。

 メモは最大99枚分まで自動保存し、電池交換をしても消えない。電源は単4形乾電池1本。サイズは縦約117×横74×高さ16mm(ペン収納部除く)、重さは約125g(電池除く)。

(2011年6月2日 読売新聞)