藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本戦開始。

スマホvsタブレットvsノートpc、の熱い戦いが続いているが、スマホの中だけでも争いは熾烈である。
ジョブズ亡き後もiPhoneの人気には陰りはまだないし、ともかく液晶の解像度とか、速度とかの「スペック」でアンドロイド軍団が追づいする構図が鮮明になっている。

以前は日本製品は"ガラケー"と言われていたが、この冬商戦のサムスンやシャープのスマートフォンは、欧米では売れていくのだろうか。
スマホ市場でも「ガラパゴス日本」の色合いは薄まっていないと思う。
日本人は「高機能、高性能、ゆえに高価格」な製品が好きな"マニアック種族"なのではないだろうか。
(これは誇れるべき特質で、これまでの製品づくりも、そうした「遺伝子」がもたらしたものであろう)

appleサムスン、シャープ、ソニー、LGが今のところ五強。
appleが「これまでで最も薄く、軽く、速い」といえば、
サムスンはクアッド(4)コアに、「ユーザーの視線感知」。

"こちら"が画面を見ている間は電源が切れないという。

シャープは渾身のIGZO液晶に1630万画素のカメラ。さらに「二日間は充電不要」のバッテリー。
ソニーやLGは日本のユーザが希望する「日本仕様の全部載せ」。
防水・防塵やスマホ専用放送(NOTTV)にも対応。

来年はこうした「高機能端末の勝負の年」になるのだろうと思う。
それにしても、どのモデルも6万円から9万円。
価格帯からしても、ノートpcでもなく、携帯電話でもない「第三端末」がこれからの標準になるようである。

インフラ面では、NTT始め既存のキャリアが「無料通話アプリ」に完全に押されてもいる。
通信や端末の「ソフト化・高機能化・高速化」はまだ止まず、この分野の利用形態の進化はまだしばらく続くのだと思う。

2012年スマホ総決算、いま選ぶならこの端末
2012/12/15 7:00ニュースソース日本経済新聞 電子版
 2012年、スマホは当たり前の端末になった。調査会社のMM総研によれば、2012年度上期(4月〜9月)の携帯電話出荷台数に占めるスマホの割合は69.4%。2012年度通期では73.3%に達するという。急拡大する市場の覇権を狙い、携帯電話メーカー各社は最新機種を年末商戦に投入。中でも注目の6機種を取り上げ、日経産業地域研究所が評価した。
 相変わらず人気が高いのがアップルの「iPhone(アイフォーン)5」。「仕様ではアンドロイドスマホが優位でも、使い勝手ではまだまだiPhoneの方が上」との声は根強い。アップル最大のライバル・サムスン電子は12月5日発売の「ギャラクシーS3α SC-03E」で対抗する。「常にアンドロイド端末の先頭を行くだけに、完成度がより高まった」との評価だ。
 国内メーカーではシャープの「アクオスフォン ゼータ SH-02E」の評判が高い。スペックに関してはiPhone5をしのぐ「圧巻の内容」との声さえある。ソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスぺリア AX SO-01E」は女性中心にヒットしそう。日本仕様が全部入りな上、弧を描く洗練された「アークフォルム」を採用するなどデザインも良い。
 スペック重視の人にはLG電子の「オプティマス G L-01E」も一考の価値あり。ブランド力は弱いが、「最強のスペック」との意見もある。「お買い得感」があるのはファーウェイ(華為技術)の「アセンド HW-01E」。NTTドコモの高性能スマホネクスト」シリーズに匹敵する機能を搭載しながら価格を抑えた。
 (リンク先の記事の情報は掲載当時のものです)
 「新製品ウオッチャー」では、日経産業地域研究所が選んだ注目の新製品を、同業他社や販売店の担当者、評論家など3〜5人の専門家が評価。新規性など12項目で競合製品(ベンチマーク商品)と比べた優劣を「非常に優れる」(6点)から「同等」(3点)、「非常に劣る」(0点)までの7段階で各専門家が採点し、その平均を算出しています。
●アップル「iPhone5」(通信会社はソフトバンクKDDI
 「これまでで最も薄く、軽く、速いiPhoneです」。アップルのホームページではiPhone5をこう表現。満を持しての登場でヒットは確実との指摘が多く、実際に売れ行きは好調だ。今夏売れ行きナンバー1だったサムスン電子製「ギャラクシーS3」との比較でも、デザインや使い勝手などで高得点を獲得した。個別の仕様では、コネクターがこれまでのiPhoneと違い、「iPhone用ドックを付けた商品への影響が大きい」との声がある。価格は5万1360円〜7万2000円(ソフトバンク)、6万1680円〜8万2320円(KDDI)。
サムスン電子の「ギャラクシーS3 SC-06D」をベンチマーク商品として採点した
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サムスン電子「ギャラクシーS3α SC-03E」(通信会社はNTTドコモ)
 「iPhone」とともに世界のスマホ市場の2強である「ギャラクシー」の最新機種。4.8型スーパー有機ELディスプレーや大容量電池を搭載した夏の売れ筋モデル「ギャラクシーS3」を基に、OSを「アンドロイド4.1」に変え、CPUもデュアルコアからクアッドコアに引き上げて、高速な操作感を実現した。目を認識して見ている間は画面が消えないなど独自のユーザー・インターフェースも搭載。ワンセグ放送や、おサイフケータイに対応するが、赤外線通信、防水・防じんは非対応。実売価格は7万円台後半。
*アップルの「iPhone5」をベンチマーク商品として採点した
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●シャープ「アクオスフォン ゼータ SH-02E」(通信会社はNTTドコモ)
 4.9型の大型「IGZO」液晶やクアッドコアCPU、1630万画素カメラなどハイスペックながら、液晶の省エネ性能と大容量バッテリーの搭載などで、電池の持ちがいい。「2日間充電なしで使えるようにした」(シャープ)という。画面のタッチパネルの反応精度や応答性が高く、小型のペンも付属して手書き入力ができる。カメラには光学式手ぶれ補正機能も搭載、音声でシャッターが切れたりするなど、盛りだくさんの機能がある。日本仕様も「全部入り」だ。実売価格は8万円台前半。
*アップルの「iPhone5」をベンチマーク商品として採点した
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ソニーモバイルコミュニケーションズ「エクスぺリア AX SO-01E」(通信会社はNTTドコモ)
 今夏の「GX SO-04D」の主要なスペックを踏襲しつつ、画面を4.3型とやや小さくし、防水・防じん機能などの日本仕様を「全部入り」としたモデル。冬商戦では端末全体の性能が上がっているため、「スタンダード系の上級モデルという位置づけ」(IT専門家)だ。通信事業者をドコモから変更しないユーザーで、クアッドコアCPUなど一段上の性能を優先するのでなければ、豊富な機能とデザインの良さを併せ持った使いやすいモデルといえる。本体カラーも4色を用意した。実売価格は6万円台後半。
*アップルの「iPhone5」をベンチマーク商品として採点した
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LG電子オプティマス G L-01E」(通信会社はNTTドコモ)
 「iPhone5」を迎え撃つ機種の1つ。発表時の資料では「最高のスペックを体感したい」人向けとの説明だった。最新のクアッドコアCPUを搭載しスマホ向け放送「NOTTV」にも対応。おサイフケータイなど日本仕様もすべて搭載した。新感覚のインターフェース機能として、動画再生中にホーム画面の表示やメール利用ができるなど、複数の機能・アプリが楽しめる「Qスライド」を用意。接続したテレビの画面で動画を再生しながら、端末側では他の動作ができる機能もある。実売価格は7万円台前半。
サムスン電子の「ギャラクシーS3 SC-06D」をベンチマーク商品として採点した
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●ファーウェイ「アセンド HW-01E」(通信会社はNTTドコモ)
 「ドコモ初の中国製スマホ」として、製品発表直後の記事などで「秋モデル」の目玉の1つに挙げられた機種。電源を入れて5秒で起動するのが特徴で、同社によると世界最速という。カメラには約1310万画素の裏面照射型センサーを搭載。数字とアルファベットの同時入力や手書き入力もできる。日本仕様では「NOTTV」や、おサイフケータイワンセグ放送にも対応した。赤外線通信や防水・防じん機能は搭載していない。課題は日本の消費者へのブランド力の弱さ。実売価格は5万円台後半。
ソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスぺリア SX SO-05D」をベンチマーク商品として採点した
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