藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

伝えたいこと。

DIMEより。
子供の就きたい仕事、より。
スポーツ選手や芸能人、医者や先生は定番だがそれはともかく。
「家族と稼ぎのどちらを取る?」
「住みたい国は?」
といった設問を設定するのはいいけれど、

この質問に対する「大人の見解」を子供たちにフィードバックすることが最も重要ではないだろうか。
子供の回答をみて「ふふん」と大人が眺めていることには、何の意味もありはしない。

スポーツ選手や医師やパティシエになりたい、という子供たちに自分たちはどのようなアドバイスや感想を返してあげられるのか、を大人たちは真剣に考える必要があると思う。
子供が「将来像」をまったく持てないとか、学生さんが就きたい職業がない、というのはダイレクトに"大人の責任"ではいなだろうか。
自分たちが暗い顔をして毎日過ごしているのを、子供らは敏感に見取っているのである。
ということで、大人たちは多少無理をしてでも「作り笑顔」でいる必要があるし、それは意味のあることなのである。
これからの日本は暗いぞ、と不景気な話をされては土台やる気も起きにくい。
大人は大人らしく振る舞うことを意識しておかなければ。

子供が将来就きたい仕事ランキング、日本の1位は「パティシエ」、アジアの1位は「医者」
総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社と、アジア8か国(中国・香港・台湾・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム)、計9か国におけるアデコグループにおいて、この度、子供を対象に「将来就きたい仕事」に関するアンケートを実施した。調査の結果、日本人の子供が就きたい仕事の1位は「パティシエ」。アジアでは「医者」が上位にランクイン。日本人の子供は、必ずしも収入の多い職業に憧れを持つわけではないという結果になった。

1)アジア9か国の子供の就きたい仕事ランキング

 日本人の子供が就きたい仕事の1位は「パティシエ」となり、アジア各国では4か国で「医者」が最多となったことで、国ごとに子供たちの憧れの職業観に違いがあることがわかった。9か国全てに共通してランクインしている職業は「医者」と「先生」で、どちらとも身近に存在し、人を助ける、人に教える職業が各国の子供にとって憧れの仕事であることがわかる。

2)日本人の子供が就きたい仕事ランキング【総合・男児対女児】

 男子が就きたい仕事は1位が「サッカー選手」、2位が「野球選手」という順位になり、日本ではメジャーなスポーツ選手が上位を占めた。女子が就きたい仕事として「パティシエ」が全体の22%で1位となり、2位の「医者」9%に大差をつけて首位となった。

3)年代別 日本人の子供が就きたい仕事ランキング【小学生対中学生】

 女子にとって「パティシエ」は小学生・中学生ともに1位となり、高い人気を誇っている。中学生になると、男子においては、中学生になると医者や先生などの順位が上がっている。
 
◎なりたい仕事を選んだ理由一部抜粋:
・きれいでおいしいお菓子を世界中の人に食べて欲しい(パティシエ)
・もっとも夢中になっていることで、好きなことを仕事にしたいから(サッカー選手)
・病気で痛い、苦しい思いをしている人を一人でも少なくしたい(医者)
・かっこいい。年俸が高い(野球選手)

4)地域別日本人の子供が就きたい仕事ランキング【東京・名古屋・大阪】

 東京・愛知・大阪(東名阪)の地域ごとに就きたい職業の順位を調べたところ、各都市の1位は東京が「医者」、愛知と大阪は「パティシエ」となった。1位〜3位は地域ごとの違いはあまり見られないが、他の地域と比較すると大阪では「作家」「漫画家」などのクリエイティブ職や「歌手」「俳優・女優」などエンターテイメント系の仕事に就きたいと考える子供が多く、地域性の違いが出た結果となった。

5)日本人の子供が考える、職業ごとの予想月収ランキング

 子供による予想月収ランキングのトップは「野球選手」「サッカー選手」「宇宙飛行士」「歌手」が同額の100万円でトップとなった。また、それぞれの予想月収と就きたい仕事を比較したところ、就きたい仕事で1位だった「パティシエ」の予想月収は20万円となるなど、就きたい仕事と予想月収に相関は見られなかった。子供は、必ずしも収入の高い職業に憧れを持つわけではないということがわかる。

6)「家族」と「たくさんお金を稼ぐこと」のどちらが大切か

 およそ6割の子供が「家族」と回答し、お金よりも家族が大切であると思う子供が多い結果となった。

◎「たくさんお金を稼ぐこと」と「家族」の回答をした子供の理由一部抜粋:
【家族】
・ かけがえのないものだから。
・ お金があっても家族がなければ意味がないから。
・ 家族はお金で買えない大切なものだから。
・ 家族が仲よく暮らせる方が幸せだから。
【たくさんお金を稼ぐこと】
・ お金があれば大体の事がうまくいくから。
・ 家族を守るにはお金が必要だから。
・ お金がないと何も買えない。欲しいものがすぐに手に入らない。
・ お金がなければ何もできない。

7)日本人の子供による住みたい国ランキング

 アメリカ合衆国が27%と、2位のオーストラリアより倍の差をつけ首位となった。

◎住みたい国ならびに選出理由一部抜粋:
・ 有名な人はここの出身が多いから。夢をかなえられそう。(アメリカ)
・ 気候も良いし、自然がいっぱいあり平和な国なので。(オーストラリア)
・ 街並みが他の国よりおしゃれな感じがするから。(フランス)
・ 自然がいっぱいで穏やかそうだから。(ニュージーランド
・ イギリスの人が親切だったから。紳士な人が多いから。皆優しいし穏やかだから。(イギリス)

<アンケート実施概要>
【アジア各国】 1)・6)
・対象国  ー 日本、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム
・調査対象 ー 6歳〜15歳の子供
・サンプル数ー  日本800人、アジア各国150~200人
・実施方法 ー インターネット調査
・実施時期 ー 2013年12月上旬
【日本】 2)・3)・4)・5)・7)
・調査対象 ー 日本全国の6歳〜15歳の子供
・サンプル数 ー 1000人(男女各500人)
・実施方法 ー インターネット調査
・実施時期 ー 2013年12月上旬〜1月初旬