藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ちょっと静脈注射。


ほぼ日、ピース又吉さんとの対談より。

糸井何て言うんだろう、
自分でちょっと酔うコツみたいなものを
身につけるというか
アルコールを静脈注射するみたいに
しないと無理だと思うんです。
それは、もうできるでしょう、きっと。又吉それはまあ、はい。糸井さあ、出番だって言って、
ちょっと静脈注射。
あれができるようになるのが
プロなのかもしれないですね。

少し前、音楽の発表会があり、もう今年で4回目にもなるのだけれど、又しても一敗地にまみれた。(嘆)
人前で楽器を奏でるというのはどうしてああも難しいのか。
目下最大の関心事なのだが、人と話していて「ひょっとして酔っ払って演奏したらいいのかもね」などと言っていたのはこういうことなのかもしれない。

『さあ、出番だって言って、ちょっと静脈注射。あれができるようになるのがプロなのかもしれないですね。』

それにしても何千人かの前でプレゼンするとか、歌を歌うのって緊張はすれどもそんなに失敗しないのに、楽器を持った途端に上手くいかないのには、いつもながら自らのアマチュアぶりを実感する究極のマゾヒズム体験である。

おかしなもので生徒同士で話していても、「一般の人の前での演奏はそれほど失敗しない」という人が多く、しかも自分ではそんなに「上手く弾いてやろう」と気負っているわけでもないのでますます不思議。

まだまだ当分はこの"プレッシャーとの戦い"を楽しめそうな予感がする。
ああ。