藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

お金よりも難しい。

特に予定のない一日というのは、案外厄介なものだ。
何時に起きて、一日何をするのかしないのかを自分の意思で決めなければならない。
否応なく予定が入っていたリ、やらなければならない締め切り作業があったりすれば「何をするのか」を考える時間は必要ないから迷いなく行動することになる。

久しぶりに締め切りの迫った仕事があり、改めてそう思った。
先人は「自由には権利と義務がある」と言ったがその通りだ。

「時間を何に使うのか、というのはお金よりも重いテーマである。
なぜなら時間は貯蓄ができないからだ。」
とこれも先人の言葉だ。

趣味にせよ仕事にせよ人間関係にせよ、自由時間を無駄なく思い通りに使う、というのはかなりのスキルなのではないかと思う。
平日も休日も、時計のように正確な習慣を持って過ごしている人は「時間の消費スキル」が相当高いということなのに違いない。
つまりは人生の達者でもあるのだろう。
ずい分昔から「タイムマネジメント」という項目がビジネススキルに必ずあるくらいだから、時間の使い方というのは人の(特にホワイトカラーの)重要なテーマなのである。

貯蓄の出来ない時間という物を、それこそタイムリーにどう消費していくか。
これから何十年にもわたる話なのだから、お金の使い方と同じく使い道を考えてみたい。