藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

若者言葉の感性。

「ドヤ顔」「心が折れる」「空気よむ」「うざい」とか若者言葉には結構な大人たちがハッとさせられているに違いない。
なぜならおっさん、オバさんたちが案外そういうことばをヒタヒタと使い始めているから。
五十も超えたビジネスマンが、会議の中で「ウザいですよね」なんて言ってもそれほど違和感もなくなっているから若者の感性というのは大したものである。
(若い人とのメールのやり取りをしていると新しい発見がたくさんあるのに驚く)

めんどさい、というのは元々「面倒くさい」という言葉があったのでそれこそ中高年にも違和感なく浸透しているようで、そしてどうして中々便利なようである。
特に人間関係で頻出しているようで、「一定の話の流れの中でのそもそも論」とか「あえて正論を言いますが」というような場面でおじさんオバさんたちは「めんどくさっ」と感情表現をしているのは自分も含めて「そういう状態の気持ちを表す」キーワードなのに違いない。

これまでの「面倒くさい」をライトにしたようなめんどくさっ、はこれから日常用語として用いられて、これまでは「手間なんですよね」とか「えらい目にあった」という場面をより情緒的に表現することになってゆくだろう。

大人たちは言葉の退廃を嘆く一方、積極的に若者と会話してみるのも刺激になっていいと思います。
今日電車にて、二言目には「意味わかんない!」を連発する女子二人組の会話は聞き苦しかったけど。