藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

変化のしかた

*[次の世代に]若者が考える。

今の時代、ゴールデンウィークとかシルバーウィークとか盆や正月だって8連休とか10連休とかいうのも珍しいことではなくなった。

少なくとも30年前とはえらく変わったし、今のオーバー80歳世代の若いころなどは、盆暮れの休みすら「挨拶回り」などであまりなく、今から見れば"モーレツ!"としか言いようのない働きぶりだった。

 

のんびりした時代になっている。

国のお金の話をしていると、必ず経済成長の話になるが、自分たちは明らかに「働きすぎずに休みをとる」という志向にシフトしていると思う。

今の若者が昭和に戻りたいとは到底思えない。

「自分の時間を多く持つこと」がお金よりも大事だと思えるのは、時代がまた一段熟成したということだろう。

マスコミを含めた大人たちは、若者を常に批判的に眺め、SNSやネットゲームに興じる様子を声高に嘆いているけれど、それは「大人たちにとって耳ざわりの良い」言葉であって、力のない若者は、例によってダンマリを決め込んでいるというだけことだ。

 

若者としては世代交代を待つしかないが、そろそろ長く続いてきた「そんな大人の理屈」を改めてはどうかと思う。

さらに50代以上の大人たちは、まだ残りの後半生をどうしていいか分からずにいる人もとても多い。

定年になって「人生百年」というのではなかなかしんどい。

人生百年時代のロールモデルは、今の若者にこそ考えてもらう時期だと思う。

そして「ロールモデル」という言葉もだんだんと古い語感になってきたのではないだろうか。