暗殺教室 コミック 全21巻完結セット (ジャンプコミックス)
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/07/04
- メディア: コミック
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つまり認知バイアスがかかって、「ここにこういうものがあるんだ」と思うと、それが見えるようになる。それを福岡さんは「空目」と呼んでいます。(後略)
つまりはお化けだ。
お化けを見た、霊が見える、という人は案外多い。
本人には見えているのだ。
これは避けられないことなのです。だから自然科学者に良心があるとすれば、「いま自分が見ているものは、“自分が見たいものだ”」という、いわば自身の病識を持つところにあるのでしょう。自分は対象の形成にコミットしている。だから、どこまでその認知バイアスを引き寄せられるか。「もしかすると空目じゃないかな?」と思えるかどうか。ここが一流の自然科学者かそうじゃないかの境目だと思います。
科学者にしてそうなのだ。
だったらビジネス族なんてどうなるだろう。
成功するはずだ。
これで完成だ。
これで満足なはずだ…
認知バイアスだらけかもしれない。(案外「店と客の関係」って正直なもののような気もしますが)
体制に順応しようとする人にいくら事実を示したところで見ようとしません。それだけ現状維持にかける体制側の権威は大きいということでしょう。
科学も芸術も何千年もかけて「積み上げてきたもの」「説明してきたこと」がある。
権威。
戦う相手はこれだ。