藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

スマホという入口(1)

*[ウェブ進化論]おせっかいな未来。
日経より。
個人が自分の健康状態や処方箋、カルテなどの情報を手元にとどめ、意図しない流出を防いだり企業に販売したりできるようになる。

久しぶりに医院に行き「紙の診察券」を手にして思う。

お店のポイントカードもどんどんスマホ化している。
そのうち診察券とか健康保険証なんかもスマホの中(かクラウド)に入るだろう。
薬のこととか病気のこととか、健康状態なんかもそこには載ってくるにちがいない。
さらに遺伝子のことなんかも。
なんでもウェブの向こうに。
そしてお決まりの「おせっかい」が始まるだろう。
そこには「私の健康状況そのもの」があるわけだから。
「こんな病気の疑いがありますよ」とか
「こんなサプリが出ましたよ」とか
「お酒の飲み過ぎですね」とか
「寝不足になりますよ」とか。
「こんな保険に入りませんか」とか。 
有り難くもあるけれどお節介なやつに、また自分たちは世話になるのに違いない。
 
同じように、お金のこととか。
仕事のことだっていろいろ言ってくるのに決まっている。
もうすでに自分たちはそんな風に「飼い慣らされて」しまっている。
ウェブ進化の先にはちょっと行きすぎた未来が待っているようだ。
(つづく)
 
北洋銀、医療・健康分野のシステム開発会社に出資
2019年8月14日 19:10
北洋銀行は14日、医療・健康分野のシステム開発などを手がけるミルウス(札幌市)にファンド経由で750万円を出資したと発表した。ミルウスは個人の健康・医療情報を管理するカード「ミパル」を12月をめどに製品化する。個人が自分の健康状態や処方箋、カルテなどの情報を手元にとどめ、意図しない流出を防いだり企業に販売したりできるようになる。
北洋SDGs推進ファンドを通じて14日付で出資した。出資は18年のファンド組成以来16件目。ミルウスは2016年に創業。南重信社長は東芝でウエアラブルセンサーを使い眠りの深さの測定などの研究に関わり、北大特任教授を経て同社を立ち上げた。18年に北海道東神楽町とミパルの実証実験などを行う連携協定を結んでいる。