藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

わたしの時間。

まだツタヤが全盛の10年前くらいには「あ。これだけのコンテンツがあれば老後は退屈しないな」と思っていた。
それが今や。
アブない。
実にアブない。
老後どころか「今の時間」が喰われようとしている。
コンテンツに。
 
amazonプライムビデオ。
そしてyoutube premium。
もうこれらの誘いから逃れるのはかなり大変になっている。
さらにNETFLIXとかなんとか。
自分の時間がどんどん吸い取られる。
すでにテレビの時間は消滅した。
 
少しでもネットにつながる時間を減らして。
運動するとか。
本を読むとか。
音楽の練習をするとか。
そんなことを考えていたのに、実にアブない。
「退屈しのぎ」になるはずだったコンテンツやSNSは、今や若者のリアルを喰む魔物になっている。
五十を過ぎた自分も「ハマらぬように」と細心の注意を払っている始末。
若い人に聞くと「さらに自分たちにはゲームとtwitterの恐怖がありますよ」と教えてくれた。
 
情報の氾濫は、つまりは人間を麻痺させる方向に動くようだ。
人の知恵は、いよいよ「情報に流されないこと」が肝心になってきた。
恐ろしい"ネットたち"とどう付き合うのかを、今さら考えねばならない。