藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

現代への問い

*[ウェブ進化論]見過ごしてきたこと。
この度のコロナ騒動は「"身の安全"と"経済"のどちらを優先させるのか」という究極の問題を炙り出した。
世界中で恐ろしい数の議論が噴出し、今もまだ結論は出てはいない。
驚いたのは「感染を防いでも経済が止まれば人は死ぬ」という話がリアルに語られたことだった。
「え、命がすべて、ではなかったの?」と思ったが考えてみれば根深い問題である。
 
そうして思うのは「そういう社会」でいいのだろうかという根っこの問題のことだ。
人や物、金の移動の頂点みたいな現代に起きたコロナの蔓延は、家で自粛している自分たちにそんな問題を突きつけたと思う。

人の作り出した「経済活動」という魔物は実に恐ろしい。

その先、自給自足の生活に自分たちが戻っていくことはないと思うが、「経済最優先」の営みは「絶対的におかしい」ということに多くの人が気づいたのではないか。
日本などは第一波が非常に軽く済んでいるが、欧米並みに毒性の強い次の波が来たらどうするのか。
経済が止まっても生きていく工夫」をどうにかして自分たちは考えておく必要があるだろう。
どこまでも「国だのみ」にしていてはいられない。