藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

老いへの意識

*[次の世代に]維持が目的。
二十代までは、徹夜をしたり、連続で勤務したりしていても健康は破綻しなかった。
無茶は体が吸収してくれていたと思う。
それが五十代になると覿(てき)面、「日常の維持」そのものに注意が必要になってくる。
この変化は、そうした過程を実体験した身としてはぜひ紹介しておきたいところだ。
「いずれそういうことに、あなたもなるのだ」と。
「メンテナンス・フリー」は三十代までということだ。
中でも老化が目立つ人は、厄年あたりから極端に老け始める。
それまでの日常の運動や食べ物、生活習慣の影響がこの辺りから出始めるのだ。
 
自分が「今の健康状態の延長」で六十、七十、八十代になったときに「果たしてどんな状態になっているのか」をイメージしておきたいものだ。
 
努力次第で、老化を遅らせることはできる。
「寿命がなくなる手前まで、自力で生活する」ことを目指す、長いレースなのである。