藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あらためて探す

*[次の世代に]リセットの時期。
いわゆる経済が、こんなにもある意味"恫喝的"に抑圧されているのは、おそらく戦後初めてか、あるいは戦時中にもなかったことではないだろうか。
戦時下なら多くの人が地方に疎開しているはずだが、経済優先の自分たちにはそういう選択肢はまだなさそうだ。

つまりそれほど経済を優先にし、多くの人がそれを受け入れていかざるを得ないのが今の世の中なのだろう。

つまりこういう事態にでもならないと、自分たちは普通の経済活動を止めると言うことをできないということが今回はっきりとわかったと思う。
つまり自分たちは高度成長期の後、いつの間にか「経済の奴隷」のようなライフスタイルになってしまったのだ。
経済は命よりも重くなってしまった。(交通事故でも原発でも、そう思う出来事はたくさんある)
 
今回のコロナ騒動は、そうした経済重点主義に冷水を浴びせ、もう一度自分たちに経済とそれ以外の生活のあり方を問いかける機会にしているのだとも思える。
昭和の戦後から始まった経済成長の恐ろしい波が急に止まるわけもなく、今ゆっくりと「安定したところ」へ戻ろうとしているようにも思える。
 
さてもしそうだとすると経済なんかよりも「より良い生きるための何か」を自分で探して見つけるタイミングが来ている、と考えてはどうだろうか.。
狂乱から醒め、初めて自分の生き方ややりたいことについて考える時代がこれからなのかもしれない。
これまでの価値観やレールにもう縛られる必要はないだろう。