藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

情緒主義

*[ウェブ進化論]気持ちだけ。
一時ビジネス誌などで「AIの発達でなくなる職業」というのが賑やかだったが最近は飽きたのかあまり見かけなくなった。
 
ところで「人でなければならないもの」とは何だろうか。
例えば医師。
自分は、早く正確な診断をしてくれるのであれば、医師は人でなくても構わないと思う。
むしろ病気になったらいろんなAIにオピニオンを求めたいところである。
 
バーのバーテンダーだって、ちょっと味気ないけれど完璧なレシピの飲み物が自動で出てくるのであれば、それはそれで楽しめるとも思う。
つまり風情とか趣とか、そうした情緒的なものを別にすれば「人でなければ成り立たないもの」はそんなにはないことに気づく。
芸者さんはアンドロイドではちょっと興醒めしそうだが、それとて見た目にわからなくなってしまえば果たしてどうだろうか。
 
一対一のぬくもり、という物のためだけに人対人のやりとりが残っているのだとすれば、むしろ人の役割が「かつて無くはっきりとする社会」が来るのかもしれない。
 
それでも人にやってもらいたい事は何だろうか。