藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

単務とロボ(2)

*[ウェブ進化論]聖域は最後の「人対人」だけ。

昨日、ロボットではやれない仕事、いや「ロボットにはして欲しくない仕事」について考えたけれど、まず「単純な定義ができる作業」については例外なく代替されていくと思う。

医師や弁護士の仕事もなくならないにせよ、相当合理化が進み、それはそれでサービスのレベルが上がって好ましい話である。

では「営業」はどうだろうか?

今すでに「人対人」とか「会社対人(BtoC)」の簡単なものはメールやbotプログラムに置き換わっている。

「明後日は16:00に歯医者さんの予約があります」なんていう内容は十分だ。

さらに「今月分のお家賃が未入金です」というような有り難くない連絡にも好評だという。

自分たちの日常でも「木曜日の予定はどうですか」「午後3:00なら空いてています」なんていう会話をして、それが仕事のような風になっているが、予定さえ分かれば機会同士で十分にやれる話だ。

そういえば、すでにAmazonはある部分の営業を自動化している。

 

そんな風に考えると「人間が完全に関与しない」のは許せなくても、部分的に、いや大部分をAIが分析し、それを使って「最後だけは人間が判断」という話になってくる。

つまり「人間じゃなければならない仕事」というのはそんな「人へのコミュニケーションの"最後の部分"だけになるのではないだろうか。

もうアメリカでは刑事犯罪者の保釈期間をAIが決めているという。

そのうち難しい事件の判決もAIが道筋を構成できるようになるだろう。

 

凄腕のシェフが振舞う高級店も身近になる日が来ると嬉しい。