*[次の世代に]熟せるか。
自分の二、三十代のころは一言でいえば「夜更かし世代」だったと思う。
バブルと言ってしまえばそれまでだが、何でも24時間化し、そういえばコンビニもファミレスも居酒屋も全盛期だった。
何であんなに熱に浮かされていたのか、と今さら思うが何のことはない。
所詮は高度成長の「時代の成れの果て」だったのだと思う。
みな「価値観の転換」がうまくできずに平成を過ごしてしまったというお話だ。
人は一度は物質的に満足しないと「その先」へはなかなか進めない、という悲しい経験ができたことになる。
けれどこの価値観を乗り越えてしまえば、そこから先は「実際に豊かな時代」が始まる可能性があると思う。
まだ世の中に「貧困や紛争」はなくなってはいないけれど、それを先行していくのが知恵というものだ。
「みんなの満足」への挑戦が始まっている。
コロナウィルスはそんなことを考える契機になっている。
果たして偶然だろうか。
それともこれが"時代の波"というものなのだろうか。