藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

不可逆変化

*[次の世代に]ニューウェーブ

最近「時代の価値観が変わる」というようなことを多くエントリーしているが、ますますそう思う。

やはりコロナの影響で加速しているのだろう。

外食の行動などもそうだが、もっと顕著なのは「買い物」だ。

もともと、今の若者は物欲のない人が目立つけれど、ますます高級品が売れていないらしい。(高級車は別らしいが)

もともと機能というよりは、ブランドに魅力を感じさせるような品々が今後も再び"みんなの憧れ"になる日は来るだろうか。

自分はどうも来ないような気がしてしょうがない。

 ニュースで「中国人が日本で買い物をしたがっている」と報じていたが、まだ「物を所有すること」で満足する発展段階なのだ。

ほんの20年前までは、自分たちもそうだった。

いま五十代あたりの女性にはまだ"所有すること""買い物そのもの"が目的の人もいるけれど40代以下ではむしろ珍しい。

銀座の高級店のスカスカぶりを見ていると、少なくとも日本人が戻ってくることはない予感がする。

価値観がこんなふうにゴロっと変わるタイミングでは、気持ちをより柔らかくして"これまで"を疑ってみるべきだ。

 

いろんなところで"失われた30年"が終わろうとしている。