藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最強のサバイバルツール。

*[次の世代に]営業と言う方法。

自分が新卒で中小IT企業に入り、エンジニアのコースから「たまったま」営業に配属されなかったら、恐らくその後の起業というのはまるでなかったと思う。

多分プログラミング技術の上を目指して、何年も四苦八苦していただろう。

「エンジニアと起業、どっちが良かったか?」と問われると、今となっては起業だと言いたいが、技術の道を極めるのも面白かっただろうと思う。

今そうした過去の分岐点を振り返って思うのが「どちらも正解はなかった」ということだ。

経営者の"正解"もない。

IPOや事業規模や、利益率やESやSDGsもみんな途中経過の目標だ。

 

最近思うことがある。

それは松下幸之助でも本田宗一郎でも盛田昭夫さんでも、

「全員"営業"ができたのではないか」ということだ。

「営業」というと揉み手をして、笑顔で初対面の営業のヘコヘコしているイメージがあるが、そうではない。

「見知らず、これまでに縁のない相手に対し"自分を売り込む仕事"なのである。」

 

技術も売り物もなく、さらに相手が何を求めているのかも分からない。

そんな状態から他人に近づき。

なんとかして知己を得て。

コミュニケーションしながら、自分が相手にできることを探す。

 それが営業という仕事なのだと思う。

 

裏っ返すと「これ」ができれば「その後」があり得る。

つまり「これ」ができないと「その後は人任せ」になってしまうのだ。

「営業主導」と人がいうのにはそんなわけがある。

 

たかが営業。

されど営業なのである。