藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

コロナの産物(3)

*[七つの習慣]常識が変わり習慣も変わる。

何度か書いているけれど、令和になっても「経済」「成長」「資産」などのキーワードが、まだ中心にいた感があったが、コロナ騒動がどうも「それ」を押し流しつつあるようだ。

今のAYA世代(15-29歳。がん医療の用語らしいです)の若者にそんなキーワードが既に響かないところを見ても、「価値観の中心」は明らかにその重心を移していると思う。

10年とか50年後の歴史では「90年の台頭以降、30年間も出遅れていた日本では、先進国に先駆けてパラダイムシフトが起こり…」という具合になれば、日本は「割合早めに"一周回って"再び先頭に出る」ということになるかもしれない。

 

過去を見ても「変化する」集団と「成功体験に縛られる」集団が、交互に入れ替わってきているのが歴史というもののようだ。

アレキサンダーでもナポレオンでもナチスでも秦国でも"栄華"を誇った途端に「そこから凋落してゆく」というお決まりのパターンに嵌っている。

つまりは「今の常識を疑え」ということに尽きるのだろう。

盛者必衰は変わらぬ鉄則らしい。

 

そして自分たちの「常識」とか「成功」とか「正義」みたいな考え方は"どんどん時代とともに変わってゆく"という「大原則」をよく理解して覚えておくことが、この度の最大の"コロナの産物"ではないかと思う。

戦争並みのパンデミックがあってその後、"自分たちに何が残るのか"を今考えておきたい。