*[次の世代に]昭和世代の役目。
昨日「昭和の政治との決別」という話を書いたけれど、いよいよ自分たちの戦う相手は「昭和そのもの」なのではないだろうか。
敗戦し、その後日本を経済成長させた時代の「昭和の成功体験そのもの」が時代に合わなくなって久しい。
そして平成の失われた30年はあまりにも長かった。
それくらい昭和の幻想(つまり成功体験)は強かったのだと思う。
元号が令和に変わり、いよいよ平成・昭和をみんなが振り返り出したところに、コロナ禍が降りかかった。
政治も経済も外交も。
家族や夫婦などの人間関係も、「新しい価値観」が出てきつつある。
こうなってくれば方向は明確だ。
「昭和の常識をすべて疑う」という文脈で、大体間違いないだろう。
義務教育とか、定年制とか、終身雇用とか、自民党とか、大企業とか公共事業とか。
「おいおい、それって本当に必要なの?」というフラットな目線を、今の若い人は備えていると思う。
「昭和時代の大人たち」がまだ上にかぶさっているから鬱陶しいけれど、もうそんな人たちも退場する時期になってきている。
次の時代には、またそれなりの迷いや葛藤があるのに違いないが、ともかく「昭和の成功体験」は自分たちに"強い固定観念"を植え付けたことは間違いない。
まずゼロリセットして、若い世代にバトンタッチするのが大人たちの役割ではないだろうか。