藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

コロナの産物(2)

*[7つの習慣]習慣を変えるもの。

今年もあと5日で終わりだけれど、「ほぼ丸1年の自粛要請」なんてことがそれこそ戦争以外で起きるとは知らず、普段から自分には「冷静さを失うな」といい聞かせてきたつもりだったけれど、本当の想定外に自分たちは「いかに思考停止に陥るか」という壮大な実経験をさせてもらったと思う。

「想定外」と「未知」に、人はこれほど迷走する、ということを今回の教訓にぜひしたいと思う。

過去の震災とかテロとかは「起きた時が最悪の状態」だったからそこからの復興とか支援とかを考える道筋だったけれど、この度のコロナ禍は「底が見えない恐ろしさ」をそれこそ戦争並みにもたらした。

まだこれからも余波は起こるというけれど、戦争同様、こうした"100年に一度の災厄"に際してはいろんな教訓を導きだすチャンスでもあるだろう。

 

コロナは途上国、先進国を問わず「文明社会に冷水を浴びせた」と思う。

仕事と命とどっちが大事?

経済と治療はどっちが優先?

そんな冗談のような問いが世界中に降りかかった。

個人も地域も国も、みなそれぞれの思いを持ったと思うが、

重要なのは普段は突き詰めて考えなかった「自分にとって大事なもの」をもう一度考える機会を得たことだと思う。

(つづく)