藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

メジャーが変わる時代(1)

*[ウェブ進化論]恐らく世紀を超えて。

テレワークが主体になったことで「時間で測って仕事をしたい人」と「内容で測って仕事をしたい人」に明らかな差が出てきたようだ。

自分は初めてアルバイトをした17歳の頃に「へぇーっ、そこに何時間かいるだけでお金がもらえるのか」と不思議な感じがしてからは「時給=自分の時間の量り売り」というイメージが染み付いてしまった。

そして社会人になりプログラマーになってからも、IT業界は時給や"○人月"という単位で「時間を基軸にして」仕事の価値を計算が基準になっており非常に驚いた。(今もそう)

「質は? 仕事の質はどこで測るのですか?」という疑問に答えてくれる先輩はおらず、自分もいつしかそんなルールに慣らされていったのだ。

 

それからはや35年が経つ。

長い時間が経ってしまったが、ようやく令和の今になって「内容で測る仕事」が実現するのかもしれないと思っている。

その理由は、いよいよコンピューターが「時間で測れるような仕事をどんどん食っている」からだ。

奴隷は食事以外に何も与えられないかもしれないが、「時間で測って報酬をもらう」というのは、いわば"時間奴隷"とでもいうようなものではないだろうか。

 

けれど、いまだに「評価のメジャー」が時間から移行していない今の現状を見ると、もう少し時間がかかるのかもしれない。

つまりそれほど「時間だけで測れる仕事」がごく最近までとても多かったのだ。

 

ようやく自分たちはそういう仕事から開放されて「質で評価」の時代になるような予感がする。

 

そのほうが楽しいと思いませんか?