藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

正解を作る時代(1)

*[ウェブ進化論]無数にある正解を考える。
正解のない時代、といわれて久しいが、実はそれって「正解は作っていける時代」ということでもある。
今までのような通り一遍の、「全員でヨーイ、スタート!」という一つのゴールを目指す競争方式は本当になくなりつつあると思うが「自分なりの正解の導き方」についてはまだみんなが模索している最中のように見える。
これまでの「一つに見えた正解を、ただひたすら追いかけて勝敗が決まっていた時代」は、どこか不毛なレース気分が強かったが、これからは「自分なりの正解を作る」くらいの気構えで構わない。
 
「私の正解は、いや正解に近づく道はこれです」と言い切れさえすれば、「それが正解なのだ」という時代になった。
思えば生涯を詩人として生きようと、旅人として生きようと、本人なりの人生のはずだけれど、それは実は「自分に悩みながらの旅」でもあるだろう。
だからどこか「わかりやすく、目指しやすい目標」をこしらえて、「これが正解ダゾ!」という時代が戦後長く続いたけれど、それも"いまは昔"になりつつある。
 
既存のレールから早めに離脱して、「自分なりの道」を意識することを考えたほうがいいと思う。
 
特に若い人にこそそんなふうに考えてもらいたい。