「将来の目標を持ちましょう」「自分のゴールを設定しましょう」などといわれるが、そんなことを改めて問われると「ものすごく大きなまるで妄想のようなこと」をついつい考えてしまって困惑した経験はないだろうか。
目標という言葉から「それがゴールで最終目的地である」とついつい思うから先のことばかりを考えてしまってはっきりしないのだ。
でも実は目標というのは、「自分の価値観や時代の環境変化」とともに変わってゆくものである。
むしろそれが自然で、つまり「とりあえず目指す"当面の目標"を想像しよう」ということなのだと思う。
なんとなく行きたい方向はありそうだ。だけど「その先」のことははっきりとは分からない。
何しろ今は「これまでの典型的なゴールがほぼなくなりつつある時代」である。
若者も年配者も今はうろうろ、キョロキョロしているのだと思う。
まず、目先の何かを想像する。
1ヶ月とか一年くらいの「近いところ」でいいだろう。
まずそんな目標を「仮置き」しておく。
そして少しそれを意識しながら、日々の行動を少し変えてみるのだ。
勉強のために30分早起きするとか、
運動のために必ず食後に一駅分歩く、とか。
そして1ヶ月も続けてみて、手応えがあるようだったら「そっちへ進め」だ。
そこで違うと思ったらやり直す、でいい。
(つづく)