*[次の世代に] 目先の先。
何かトラブルが起きたとき、一体「何が問題なのか」が分かれば解決したも同然だという。
つまり「向かう相手の姿」が見えればそこからの対処方法はいく通りもある、ということだ。
この理屈はトラブルだけではなく、前向きにも使えそうだ。
すなわち「これからの目標」がはっきりすれば、そこへ至るための道はいくつもある。
「行きたい先はどこなのか」が分かればいいということだ。
と。
だがここで問題が出てくる。
その目標は「なぜそうなのか」ということをはっきりしなければならない。
そうでないと、目標達成だけが「自己目的化」するのはよくあることだ。
「売り上げ必達」とか「チャレンジ」などと言って"なぜそれが必要なのか"を考えられなくなっては本末転倒で、しかしこれは実によくある光景でもある。
自分は、大学で経済原論の先生に「企業の目的は利益の極大化である」と聞かされて驚いた経験がある。
「極大化て、どこまで極大すんねん」と思った。
ああいうのはともかく成長せよ、という「昭和の残滓」なのだと思う。
それはともかく。
「これからの目標」はとても大事だが、その手前に「それはなぜなのか」はもっと重要。
つまり目標の先の「最終地点」をイメージしておきたい。
海賊王になった後、自分は何をしたいのか。
自分はそもそもどこへ行きたかったのか。
"今"からなら選択肢は無限にある。
ゆっくり考えて行動しよう。