藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

五感優先。


新しい仕事のことなんかを考えていて、自然と「これからどんな世の中になるだろう」というようなことをと考える。

社会人になってからはそんなことばかりを考えていたはずだが「あ、先が見えた」というようなことは一度もない。

「これってちょっといいかもな」というくらいの選択ばかりを繰り返してきたように思う。

もう一つ思い当たるのは、どうしようも選択肢が一つしかなかった時は「あまり逆らおうとしない」ということだろうか。
相手とか環境をその時に無理やりにどうにかしようとしても、結局うまくいった試しがない。
開き直って、その環境で最善を尽くす、ということは案外大事だと思う。

それはともかく。
「これからの世界」を考えてるのには一見「論理」とか「推理」の力が重要だと思っていたけれど。
改めて考えるとそういう「理屈の力」よりは"思いつき"とか"想像力"が大切なのじゃないか、と思う。

自分程度の頭では、例えば
「2025年以降の日本の人口ピラミッドを予測して…」とか
「ユーラシアの中国、露、中東のGDPの伸びを睨んで…」とかいう分析でこれからの自分の行動を組み立てる、というのは不可能に近い。
ていうか多分外れる。(笑)

だから欧米の金融緩和とか日銀とか為替とかのニュースを見て「土地が上がる」とかいうよりも、その土地を見て「この街に住みたいだろうか」というようなことを想像したほうが何となく信用がおける。

世の中の流行りごとやニュービジネスなどは、ちょっと自分には思いもつかないようなSNSだとかゲームだとかが出現するけれど、あまりキョロキョロせずに「実感できること」を追求するほうが俺らしいなぁ、と思う。
統計やデータを振り回すよりは、外に出よう。