*[7つの習慣]鉄則を裏返しに(3)。相乗効果のために。
5.理解してから理解される⇔まず自分の理解を要求する
国同士の外交でも、あるいは日常生活や仕事でも、あるいは福祉の世界でももっとも重要な姿勢は「共感と傾聴」だと言われている。
この言葉の重いこと重いこと。
みんな分かってはいるけれど、できないのだ。
「まずは自分のことを分かってくれ」という自我を自分たちはなかなか捨て去れない。
だから、まず相手に共感する前に「自分が共感されたい」と思う。
そこを理性でコントロールして「まずは相手の言うことを聞き、理解する」ということがどれほど大事なことか、ということを考えたい。
「理解してから、理解される」という言葉の意味は重い。
本当に"相手の気持ちになる"ということがどれほど「解決への導きになるのか」ということを改めて考えたいと思う。
6.相乗効果を発揮する⇔自分だけの利得を考える
自分と相手と、また関係する第三者が「みんなさらに良くなる」ということを考える度量があるかどうか。
一般的には「自分だけ」という計がまだまだ多い。
こうした考量がうまく広がっていけば、やがては「お互い」とか「業界とか産業」とか「国とか地方」とか「地球全体」という考えになれるはずだが、自分たちはいろんなしがらみで"全体を考える視野"を奪われている。
相乗効果を考えることは「いずれはすべてのためになる」ということを前提にして考えておく必要があるだろう。