藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

伝えたい未来(3)

*[ウェブ進化論]今の時代の、さらに先。

昭和に生まれた大人たちは、まず自分たちの「これまでの定石」だった「世間体とか終身雇用」といった概念を中心にものを考えるのではなく、若者には「今の世の中」について正しく「光と陰」の部分を伝える必要があるだろう。

物事はできるだけ単純化して伝えたほうが伝わりやすいけれど、大人たちは「いいところばかり」説明しようとするからバランスが非常に悪いのだ。

時代の価値観が直線だったころならいざ知らず、どんどん広がるネットワーク時代には、自分たちは「おいそれと正解を案内することなどできない」ということをまず認識する必要があるのである。

 

そして「今の世の中についての光と陰」についても注意がいる。

それは「今」の話であって10年後でもなく、ましてや30年後のことは予測が難しいからだ。

この先がどうなるかは「そんな時代」を生きることになる若者が自ら考え、選択(洗濯)していくのが当然である。

 

「AI監獄ウイグル」という著書には、今現在でも"ITとAI"を使えば、180万人という恐ろしい数の人を支配し、マインドコントロールできるという実況が描かれている。

技術のスピードが速い分"便利になる未来と、悲観的な将来像"を同時に想像していくことも、これからの若者には求められるだろう。

(つづく)