藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分なり

*[ウェブ進化論]たった一つで構わない。

「一人前」というのは面白い言葉で、もちろんご飯を一人前とかいう使い方もするけれど、自立した大人になるという意味で使われることが多い。

 

この「一人前の大人になる」ということをどこでも追求しすぎるととても息苦しい。

なぜそれを追求するのかというと日本人に強い「同調圧力」のせいだろう。

結婚して家族を持つとか、平均的にお金を稼ぐとか、それなりの学歴や社会的地位を求めるとか…

そういう「何でも一人前根性」が自己目的化してしまうのだ。

ほんの30年前まではそういう人たちの方が断トツのマジョリティーだったと思う。

それがここ10年で大きく変わっている。

 

"世界にひとつだけの花"がリリースされたのはちょうど20年前だった。

特に若者の気持ちが変わりだしたのはこの頃からではないだろうか。

 

何にでも一人前ではなく、「何かで一人前」を考えて、そしてそれを磨き込んだ方がこれからの時代には合っているだろう。

 

何でもを忘れて何かに出会おう。