藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分を計る(1)

*[ウェブ進化論]記録がもたらすアドバイス
神田昌典さんの講演を聞いて驚いた。
本格的な「探究型の教育」がすでに始まっているという。
 
"eポートフォリオ"という名前でそのココロは「学生が探究活動や課外活動、資格・検定等の実績をインターネット上に蓄積する「学びのデータ」」ですと。
つまり「学校の成績や学外活動の履歴や研究の実績」なんかが(改ざんできない)ブロックチェーンで共有されるってことらしい。
企業は優秀な中高校生とコンタクトして、共同研究なんかもできるという。
 
立派だ。
文科省よいつの間に、と。
自分などは学業に熱心ではなかったが、こんな風に「実社会とつながれる仕組み」があればやる気を出す若者は多いだろう。
何せ学生さんは「一人前扱いされないこと」に大きなストレスを持っている。
自立したい若者は多いだろう。
また、そうなれば周囲の同年代の「学びの様子」も共有できるわけで、刺激にもなる。
そうそう引きこもってもいられず「自分も何か探そうか」という気分にもなるだろう。
何をするのも自由な感じがいい。
関心のあるテーマとか、好きな音楽や書物とか、暮らしの習慣とか習い事とか。
壮大な自分の記録が蓄積されていけば、何より「自分で過去を振り返る」ことができる。
そしていろんな人にアドバイスをもらうこともできるだろう。
多様な"生き方の共有化"の時代に入っているようだ。
これまでの教育とは大違いだと思う。
(つづく)